本好きなの誰も信じてくれない。
こんばんは。
ひじきです。
ここまで二次元、お仕事とお話ししてきたので、今日は本について書こうと思います。
ひじきは本が好きです。
幼稚園の頃〜小学校低学年の頃、寝る前にお母さんに読み聞かせをしてもらっていたのが大きな要因だと思います。
小学校中学年の頃から自分で本を選んで自分で読んでいました。
高学年の頃は図書室利用回数、本貸出回数がトップになったことがあります。
小学生の頃、ひじきには友達があまりいませんでした。
だから本を読むしかなかったんですね。
でも本当に面白くて楽しくて読んでいました。
中学高校大学も、小学生の頃と比べると頻度は落ちましたが、それでもまぁまぁ読んでいました。
そして社会人の今、小学生の頃と同じくらい本を読んでいます。
ひじきはまぁ、所謂大学デビューというものをしたのですが、それまでずっと冴えない人間だったのが、大学に入ってから一変したのです。
大学から今も、ちょいちょいギャルだと言われることがあるくらい、ひじきは変わったのです。
だからなのか、周りはあまりひじきが本好きだということを信じてくれないのです。
「え、ひじき、本とか読むの?意外」
みたいな反応を必ず一回はされるのです。
心外。
本ならなんでも良いわけではないです。
基本的に小説しか読みません。
本が好きというより小説が好きです。
経済本や自己啓発本、エッセイ、新書等はほぼ全くと言っていい程読みません。
この名前を見ると、つい買ってしまいます。
この二人の作家さんの作品の共通点は、登場人物が他の作品の登場人物と関係性があったり、ある登場人物が他の作品にも出ていたり、と、小説間で相関図があること。
あとは、小説の中にいくつもヒントがあって、伏線があって、最後に全てクリアになること。
こういう作品が堪らないのです。
さて。
ひじきが今年(2018年)に入ってから読んだ中で、特に好きな本を厳選して5冊、記録しようと思います。
まずこちら。
宿野かほるさんの、「ルビンの壺が割れた」
これ、カバーを裏返しにすると、この本の読者の感想がずらーーーーーっとぎっしり書いてあるんですね。
その全ての感想に共感できる。
何を言ってもネタバレになる、という感想があって、まさにその通りだと思いました。
一回読んで、「え、待って、待って、え、待って、」と、またもう一周してしまいます。
続いて。
普通ってなんだろう。とひたすら考えさせられるお話しでした。
日々生活していて、この人変だなって感じることって、誰にでもあるはずで、それでもある一定の枠さえ外れていなければ「普通」認定されて、少しでもその枠から外れると「変人」扱いになる。
でも、その所謂「変人」と認定されてしまった人にとっては、それが当たり前なわけで。
普通ってなんだろう…っていう疑問は永遠になくならないような気がします。
そして、伊坂幸太郎さんの、「砂漠」
少し前の作品で、存在は知っていたけど読めていませんでした。
最近になって表紙が新しくなって、また店頭に平積みされていたので、この機会にと思って読んでみました。
私は伊坂さんの作品を全てではないですが数多く読んでいます。
その中で、「砂漠」が一番好きです。
もしかすると、これまでの人生で一番好きな小説かもしれないです。
「砂漠」には、喋るカカシも、死神も、殺し屋も出てきません。
大学生5人の青春の物語。
何事にも興味のない、いつでも第三者の主人公が、大学生活の中でたくさんのものに刺激され、変わっていく物語。
今までに、そういう物語はいくつも読んできた。
なのに、どうしてこんなにも心を鷲掴みにされるのでしょうか。
もっと早くこの作品に出会いたかったという気持ちと、今で良かったという気持ち、両方あります。
読んだことない方、是非読んでみてください。
…………なんか、「砂漠」の話ししたら、満足してしまいました。
他の好きな本についてはまた後日。
本は良いものですね。
ひじきでした。