伝染。
おはようございます。
ひじきです。
前々回の自己紹介で、ひじきは介護のお仕事をしていると言いました。
介護って大変そうだよね、とよく言われますが、そりゃあまぁ、大変です。
ですが、逆に大変でないお仕事とは?とも思うわけです。
種類が違うにしろ、どのお仕事もそのお仕事なりの大変さがあると思うのです。
大半なのは介護に限った話ではないですよね。
介護は楽しいです。
介護は楽しいというか、介護のお仕事は楽しいです。
例えばあれを、家で、毎日、24時間365日やれと言われれば、とんでもなく辛いです。
ご家族の方が介護ノイローゼになってしまうのも頷けます。
ひじきたちは、お仕事だから出来るし楽しいと思えるのです。
お仕事について語りたいことが沢山あるので、今回は所謂大変なこと、難しいことについて書きます。
感情は伝染する。とよく言いますよね。
本当にその通りで、特に、負の感情は本当に伝染しやすく、負の連鎖が始まるのです。
職員がイライラしたり焦ったりしていれば、利用者様にもそれが伝染して不穏になったりしてしまいます。
例えば、何らかの理由で職員がイライラ→利用者様もイライラ→それに対しさらに職員がイライラ→利用者様の介護拒否や不穏→事故発生
というようなことがあるわけです。
逆にこちらが穏やかにしていれば、利用者様も安心します。
何らかの理由で職員がイライラしている、というのがことの発端になることが多いです。
この何らか、を具体的に言うと、仕事が忙しい(時間が押してる、要見守りの利用者様が動き回る、便失禁している方が多い…etc.)ことや、あってはならないですがプライベートのイライラをことを引きずっていることもあります。
でもイライラするのは仕方がないことです。
人間だもの。
イライラしてしまった、そこからどう感情をコントロールするかが大事になってくるのです。
負の感情はどうしたって良い結果を招かない、というのは、ひじきが2年目のペーペーにして学んだ大きなことの一つです。
中には、もう10数年働いているんだろうに、イライラを全く隠せていないベテラン職員もいます。
やはり、その職員が出勤している日は大体荒れています。
だって、利用者様はその職員のことが嫌いですからね。
そんなイライラ丸出しで介護されたら、そりゃあ嫌にもなるでしょう、という至極当然なことなのです。
それでもやはり、イライラはしてしまうものです。
ひじきもイライラします。イライラしてはいけないと思いつつ、どうにもイライラしてしまうことだってあります。
そんなとき、ひじきは、先輩職員やナースさんに敢えて言うようにしています。
言うといっても、「ほんと忙しすぎ、便失禁多すぎ、無理ですほんともう」みたいなガチな感じではありません。
そんな言い方をしてしまうと、自分や利用者様だけにとどまらず、職員全体の雰囲気が悪くなります。
ひじきは、「皆さんお通じ出てます、良かったですね!そしてひじき頑張った!」とか、「イライラしちゃだめですね、落ち着けひじき」みたいな感じで言うのです。
これもまぁ、人を選ぶ言い方ではあるので、言って大丈夫な先輩にしか言いませんが。笑
こう言うと、「うん、出ないより出る方が良いよね、ひじきさんも頑張ったね、えらい」とか、「無理すんなよー、言えよー」と先輩から言ってもらえるのです。
イライラ吹っ飛ぶ。
ただ、この戦法が使えるのは、あくまで私がまだ2年目のペーペーであることと、職員同士の人間関係が良好だからこそだと思います。
一つ下に後輩が入ってきて、新たに見つけたイライラ対処法があります。
これは対処法というより、ひじきの性格なのですが、後輩にかっこ悪いところは見せたくないのです。
ひじきがイライラを隠しきれていない先輩を見て、うわぁ…あれはダメだろ…と思ってしまうのと同じで、もうひじきもそう見られる立場なのです。
後輩の前でイライラしたり、焦ったり、ワタワタしたくないので、自然と去年と比べてイライラすることは減りました。
ひじきは単純なのです。
そんなこんなで、日々思考錯誤しながらお仕事頑張っています。
おじいちゃんおばあちゃんかわいいです。
ひじきでした。